バンコクで生活したいと思っている日本人の幻想
バンコクで生活することに対する日本人の幻想は、以下のようなものが挙げられます。
安い物価
綺麗なビーチ
ビジネスチャンス
安全な国
以上のような幻想にとらわれず、バンコクでの生活を計画する際には、現地の生活環境や文化、言語、法律などを理解し、現実的な予算と期待を持って計画することが大切です。
平米数や立地条件で変化する住居費
日本人がバンコクで暮らすための居住費は、物件の場所やタイプ、広さ、設備や家具の有無などによって大きく異なりますが、一般的な目安を以下に示します。
一人暮らしの場合、比較的中心部に近い場所であれば、月額5万バーツ（約15万円）から8万バーツ（約24万円）程度が一般的です。これには、家賃や管理費、水道光熱費などが含まれます。
一方、郊外や遠隔地の場合は、月額2万バーツ（約6万円）から5万バーツ（約15万円）程度で物件を探すことができます。ただし、交通費や時間の面でのデメリットがあるため、自己判断が必要です。
また、家具付きの物件を借りる場合は、家賃に家具代が含まれるため、初期費用を抑えることができます。一方、家具のない物件を借りる場合は、家具を自分で用意する必要があります。
以上のように、バンコクでの居住費は、日本に比べるとまだ比較的安価である傾向があります。ただし、物件の選択によっては高額なものもありますので、自分に合った物件を選ぶことが大切です。
日本食中心の生活になると日本よりも高い食費が掛かる
日本人がバンコクで暮らすための食費は、その人のライフスタイルや食生活によって異なりますが、一般的には以下のような目安があります。
一人暮らしの場合、月に3万バーツ（約9万円）程度あれば、比較的贅沢な食生活を送ることができます。この金額には、自炊や外食、飲料代などが含まれます。
バンコクは、日本に比べて食材や飲食店が安い傾向があります。市場やスーパーマーケットで食材を購入し、自炊する場合は、1日あたり500バーツ（約1,500円）程度で食費を抑えることができます。
一方、外食をする場合は、1回あたり100バーツ（約300円）から500バーツ（約1,500円）程度が一般的です。高級レストランでの食事は、1人あたり1,000バーツ（約3,000円）以上になることもあります。
また、飲料代も考慮する必要があります。コーヒーや紅茶、ジュースなどは、外食時に別途注文する場合が多く、1杯あたり50バーツ（約150円）程度が一般的です。
以上のように、バンコクでの食費は、日本に比べて安く済む傾向があります。ただし、個人のライフスタイルや食生活によって異なるため、必要な金額は人それぞれです。
さまざまな移動手段を駆使して交通費を抑えよう
日本人がバンコクで暮らすための交通費は、使用する交通手段や移動頻度によって異なりますが、以下は一般的な目安となります。
バンコクでは、公共交通機関として、バス、BTS（高架鉄道）、MRT（地下鉄）、タクシー、モーターサイのタクシー（通称タクシン）などが利用可能です。これらを利用する場合の交通費は、以下のようになります。
- バス7バーツから20バーツ程度
- BTS/MRT15バーツから52バーツ程度
- タクシー始動料35バーツ＋1.5～2.0バーツ/km
- モタサイ30バーツから80バーツ程度
なお、バンコクでは、渋滞が激しいことが多いため、時間帯によっては移動時間がかかることがあります。また、タクシーやモーターサイのタクシンを利用する場合は、交渉によって料金を決めることができる場合があります。
一般的に、バンコクでの交通費は日本に比べて安価である傾向があります。ただし、毎日の通勤や移動の頻度によっては、交通費が膨らむこともあるため、予算の見積もりが必要です。また、自家用車を所有する場合は、ガソリン代や駐車場代も考慮する必要があります。
意外と高い電気代！エアコン必須のタイでは光熱費に注意
日本人がバンコクで暮らすための光熱費は、使用する光熱費の種類や使用量によって異なりますが、以下は一般的な目安となります。
電気代については、1か月あたり1,000バーツ（約3,000円）から2,500バーツ（約7,500円）程度が一般的です。エアコンや冷蔵庫などの使用量や、電力供給会社や住んでいる物件の設備によって、料金は異なります。
水道代については、1か月あたり50バーツ（約150円）から300バーツ（約900円）程度が一般的です。ただし、一部の物件では水道料金が家賃に含まれている場合があります。
インターネットや携帯電話にかかる費用については、プロバイダーや通信会社によって異なりますが、一般的には、インターネットの場合、1か月あたり500バーツ（約1,500円）から1,500バーツ（約4,500円）程度、携帯電話の場合、1か月あたり500バーツ（約1,500円）から2,000バーツ（約6,000円）程度が一般的です。
なお、バンコクは暑いため、エアコンの使用が多くなる場合があります。そのため、電気代が高くなることがあります。また、バンコクは年間を通じて湿度が高いため、衣類や家具にカビが生えやすく、除湿機の使用が必要になる場合もあります。
以上のように、バンコクでの光熱費は、日本に比べて比較的安価である傾向がありますが、実際には使用量や設備によって異なるため、自分の生活スタイルに合わせた予算の見積もりが必要です。
個人差が出る娯楽費！ナイトライフ中心だと出費は増える
バンコクでは、多様な娯楽があります。そのため、娯楽費にかかる予算は、どのような活動をするかによって異なります。以下は、バンコクでの一般的な娯楽費の目安です。
映画館やショッピングモールでの映画鑑賞は、約200バーツ（約600円）程度でできます。また、有名人のコンサートやライブイベントに行く場合は、5,000バーツ（約15,000円）から10,000バーツ（約30,000円）程度のチケットが一般的です。
バンコクには多数のナイトクラブやバーがあり、飲み会やパーティーを楽しむこともできます。ナイトクラブやバーの入場料は、500バーツ（約1,500円）から3,000バーツ（約9,000円）程度で、飲み物は1杯200バーツ（約600円）から500バーツ（約1,500円）程度が一般的です。
また、スポーツ施設やフィットネスジムに通う場合は、1か月あたり1,000バーツ（約3,000円）から3,000バーツ（約9,000円）程度が一般的です。また、ゴルフを楽しむ場合は、コース料金が1ラウンドあたり2,000バーツ（約6,000円）から5,000バーツ（約15,000円）程度です。
以上のように、バンコクでの娯楽費は、日本と比較して安価である傾向があります。しかし、活動内容によって費用は異なりますので、自分が興味のあるものを楽しむための予算を考えることが重要です。