人との争いは心の反映?自分の内側を整えるシンプルなヒント
生きていると自分の目の前に起こる出来事、
例えば喧嘩やいじめ、戦争や差別、自己を傷つける行動など、
これらはすべて自分の心の中の争いが外側に反映されたものです。
人間関係のトラブルや自己破壊的な行為の根本的な原因は、
自身が自分の内心と向き合っていないことにあります。
なぜ争ってしまうのか?心の状態と人間関係の深い関係
「自分の内側(心の中)」と「自分の外側(現実に起こる出来事)」は、
実は密接にリンクしています。
自分で気づいていても気づいていなくても、
心の中の状態は必ず外側の現実に反映されるのです。
心の中での“分断”と自己攻撃、衝突は心の投影
人間は無意識のうちに自分を2つに分けてしまっています。
- 成功した自分 vs 失敗した自分
- 正しい自分 vs 間違っている自分
- 認められる自分 vs 認められない自分
- 美しい自分 vs 醜い自分
- 優れた自分 vs 劣っている自分
自分の中に「望ましい部分」と「望ましくない部分」を作り、
望ましくない自分を否定し排除しようとします。
「失敗する自分は価値がない」
「何かが欠けている自分は認めたくない」
このように考えることで自分自身を攻撃し、
深い悲しみを生んでいるのです。
内面の争いが外側に映る?心と現実の繋がりを解説
心の中の自己攻撃は外側の世界に様々な形で現れます。
人間関係における争い
- 喧嘩、いじめ、差別、戦争
- 嫉妬、批判、誹謗中傷、裏切り
- パワハラやモラハラ
これらの出来事は加害者と被害者という構図で現れますが、
両者の心の中では「自分自身を攻撃する」
という同じ状態が起こっています。
加害者は自分の心の攻撃を他者に向け、被害者はその攻撃を受け取る。
これは視野を広げて見れば両者ともに、
「自己否定」という同じ心の状態にあるのです。
自己破壊的な行動
相手がいない場合でも内側の争いは自分を傷つける行動として現れます。
- 暴飲暴食や過度なダイエット
- 自傷行為や薬物依存
- 病気や怪我
これらは「自分は価値がない」「足りない」という心の攻撃が、
体や生活に形を変えて現れたものです。
しかも殆どが無意識でおこなってしまう自虐的な行動です。
悲しみや苦しみの解決法~素直に感情と向き合い共感する
目の前で争いや悲しい出来事が起こったとき、
「どうすれば解決できるか?」と考え悩んできたと思います。
- 思いやる
- 我慢する
- 努力する
これらは一見良い方法のように思えますが、実は根本的な解決にはなりません。
なぜなら表面的な解決に意識が向かい、
自分の内側の感情と向き合うことを避けているからです。
まずは自分の内心の感情をしっかりと感じとる
争いや悲しみ苦しみを感じたとき、
自身が最初にすべきことは「その感情と向き合う」ことです。
- 悲しいときは素直に悲しむ
- 悔しいときは素直に悔しがる
感情を無視したりごまかしたりせずにしっかり感じることで、
心の中の争いは少しずつ和らいでいきます。
そしてそれが外側の世界にも変化をもたらします。
自分自身を認めるための具体的な方法!自己受容の重要性
心の中で「望ましくない自分」を否定し続ける限り内側の争いは続き、
外側の世界にも同じ争いが映し出されます。
しかしどんな自分も「自分」であることに変わりはありません。
- 失敗した自分も自分。
- 間違えた自分も自分。
- うまくいかない自分も自分。
自分を完全に受け入れることで内側の争いは終わり、
外側の現実にも穏やかな変化が訪れます。
目の前に起こる争いや悲しい出来事は、
すべて自分の心の中の争いの反映です。
- 内心の争いが外側の現実に映し出される
- 自己否定が他者との争いや自己破壊的行動を引き起こす
- 悲しいときはまずその感情と向き合い全てを感じて共感する
自分の感情をごまかさずに受け入れ向き合うことで、
内側の争いが収まり外側の世界も変わり始めます。
人間は自分の心の中の状態を変える力を持っています。
少しずつでも自分の感情と向き合い、自分自身を受け入れていきましょう。
そうすれば目の前の現実も、自然と穏やかに変わっていくはずです。
ご参考までに。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。