心地よい自分との向き合い方!もっと自己と仲良くなるためには?
この記事に辿り着いたという事は、
少なからず今の自分に疲れている人だと思います。
私も以前は同じ状態だったので、気持ちは痛いほどわかります。
多くの人が抱える「素晴らしい自分になる」という理想と、
現実の自分とのギャップに知らず知らずに悩み苦しんでいます。
それが自己否定や心の疲れを引き起こす原因となっています。
この問題のカギを握っている
- 脳が主役となる不自然な状態
- 心を主役にする自然な状態
それぞれの違いを見ていきましょう。
脳が主役になるときは不自然な状態になっている
理想と現実のギャップを埋めるために、
脳が主導権を握っている状態な時は不自然と言えます。
この場合は常に
「このままの自分ではいけない」
「もっと素晴らしい自分にならなければならない」
という気持ちに突き動かされ、
心が置き去りにされてしまいます。
何かを達成することが最も重要とされ、
その結果が自分の価値を決定する基準となります。
1. 努力と抵抗が主な動力源
考えて目標を達成しようとする場合、
その動機は「もっと素晴らしい自分になりたい」という強い願望です。
これに突き動かされると、
『常に何かを達成し続けなければならない』
というプレッシャーが生まれます。
この状態では、失敗した自分や未達成の自分を責めることになり、
自己否定が強化されていきます。
結果的に達成できたとしてもその喜びは一瞬で、
次の目標に向かって走り出すことに追われ、満足感が長続きしません。
2. 自己否定との終わらない戦いを続けている
「素晴らしい自分」を目指すことが強くなるほど、
現在の自分に対する不満や否定感が大きくなります。
この自己否定は、努力し続ける動機の一つではありますが、
それが終わることはありません。
達成してもその結果を維持しなければならないプレッシャーや、
更に高い目標を目指さなければならないという思いが生まれ、
どこかで終わりを迎えることなく、
自己否定のスパイラルに陥っていきます。
3. 疲労の蓄積で心身ともにボロボロ
努力と抵抗に費やすエネルギーは、
やがて心と体に大きな負担をかけます。
無理に結果を追い求めるあまり、
自分の限界を超えようとし、疲れ果ててしまいます。
自分に対して常に「もっとできるはずだ」と思うことが
プレッシャーとなり、心身共に疲弊してしまうのです。
このように頭を主役にした生き方は、
結果を追い求めるあまり自分自身との関係が悪化し、
最終的には疲れ切ってしまうことが多いです。
自分の理想像に近づこうとすることが、
逆に自分を遠ざける原因となっているのです。
心が主役になるときの状態は自然な状態である
心を主役にした自然な状態では、
ありのままの自分を受け入れることが大切にされます。
この状態では、無理な努力や自己否定はなく、
心が自然にリラックスし、自分とのつながりを深めることができます。
1. 目の前のことに集中している状態
心が主役となると目の前の課題に集中し、
結果を過剰に意識することなく取り組むことができます。
素晴らしい自分になることを目指すのではなく、
今やるべきことに心を込めて取り組むことが重要です。
「できる範囲でやってみよう」という気持ちで、
自分のペースを大切にしながら進んでいきます。
結果がどうであれ、その過程に満足感を感じ、
自己評価をすることができるようになります。
2. 無理のない力で動いている時
心を主役にする生き方では、
自然に湧き上がる力を使って行動します。
無理に自分を押し込めたり他者と比べたりすることなく、
自分のペースで進みます。
この方法で進むと必要な知恵や協力が自然と得られ、
結果的に目標を達成することができることが多いです。
努力はするもののそれが負担や苦痛として感じられず、
むしろ心地よい動きとなるのです。
3. 感情をそのまま受け取り抵抗しない
自然な状態では成功しても失敗しても、
その感情をしっかりと受け止め、体験を完結させることができます。
自己否定をすることなく、どんな結果もそのまま受け入れ、
次に進むことができます。
このように心の中で何かを無理に抑え込むことなく、
感情に正直に生きることで、心が疲れにくくなります。
4. 自分との調和を大切にして心に寄り添う
「素晴らしい自分を目指す」という強い願望を抱くのではなく、
「今の自分」を受け入れそれに調和した行動をとります。
心と体が一体となり無理なく進むことができるため、
疲れにくく持続的な成長が期待できます。
目標に向かって進む際も自分を責めたり、
過度なプレッシャーをかけることはなく、
心地よいペースで進んでいけます。
不自然なあり方と自然なあり方の違いとは?
不自然なあり方と自然なあり方の大きな違いは、
脳を主役にするか心を主役にするかという点です。
脳が主導する不自然なあり方では、結果を求めて過度に努力し、
自己否定やプレッシャーが生まれ、心身に疲れをもたらします。
一方、心を主役にする自然なあり方では、
今の自分を受け入れ、無理なく進むことができるため、
心地よく満足感のある生き方が実現します。
誰よりも大切な自分の心と対話して見直してみる
現代では多くの人が頭を主役にした生き方をしています。
常に結果を求め努力し続けなければならない
というプレッシャーがかかり、
心と体が疲れ切ってしまうことが少なくありません。
しかしこの状態に気づくことで自分との関係を見直し、
より自然で調和の取れた生き方を選ぶことができます。
例えば、
「自分は他の人より劣っているから、もっと頑張らなければならない」
と思っていたとします。
このように思うと自己否定が生まれ、心身ともに疲れ果ててしまいます。
しかし「できる範囲でやってみよう」と考えれば、
自分を責めることなく自分とのつながりを深めながら進むことができるのです。
「素晴らしい自分」を目指すこと自体は悪いことではありません。
しかしその目標が自己否定や過度な努力を生む場合、
自分との関係が悪化し、疲れてしまう原因となります。
一方心を主役にしてありのままの自分を受け入れることで、
無理なく進むことができて心地よい生き方を実現することができます。
人生にはさまざまな選択肢がありますが、
最も大切なのは自分を大切にし、自分とのつながりを感じながら生きることです。
そのためには理想に追い込まれることなく自然な自分を受け入れ、
心地よいペースで進むことが大切です。
自分と仲良く生きるための鍵は心を大切にすること、
そして自分を責めずありのままを受け入れることです。
それが人生をより豊かにする道につながるのです。
ご参考までに。
いつも最後までお読みいただきありがとうございます。